心理学に学ぶ、後悔しない生き方とは?
本稿のテーマは
「後悔しない生き方」
です。
人生を振り返ってみると、
もっと勉強をしておけば良かった・・・
思い切って告白すれば良かった・・・
違う会社に入っていれば良かった・・・
など、様々な後悔があるのではないでしょうか?
後悔をできるだけ減らして充実した人生を送るにはどうすればいいのか
を本稿では紹介していきます!
どんな後悔が多いのか?
後悔を減らすために、まずはみんながどんな後悔をしているのかを見てみましょう。
研究結果(link)によると、大きく2つの後悔は人生の後悔の大部分を占めているようです。
つまり、この2つを抑えれば、人生の後悔は大きく減らせるかもしれない!ということですね。
1位:もっと勉強や仕事を頑張れば良かった
一番多かった後悔が仕事や学生時代の勉強などキャリアに関する後悔でした。
- 学生時代にもっと勉強すれば良かった
- もっといい大学に行けば良かった
- 仕事を一生懸命頑張るべきだった
- 違う仕事を選べば良かった
やはり、勉強や仕事を頑張っていれば、もっと自分のやりたい仕事や待遇のいい仕事ができたのにという後悔は大きいようですね。
2位:人間関係や家族
次の多かったのが人間関係に関する後悔でした。
- 早く結婚しすぎた/結婚が遅すぎた
- 離婚しなければ良かった
- もっと社交的になれば良かった
- 家族と過ごす時間をもっと大切にすれば良かった
人間関係は幸福度を大きく作用する重要な要因なので、後悔も大きいようです。
この中でも特に結婚に関する後悔は多かったので、結婚する時期や相手には慎重になった方が良いかもしれないですね。
その他の後悔
1位のキャリアに関する後悔と、2位の人間関係に関する後悔が大部分を占めていますが、少数派として次のような後悔もありました。
- タバコや酒をもっと早くやめれば良かった
- もっと運動すれば良かった
- 旅行などもっと人生を楽しめば良かった
- ストレスになるくらい働きすぎなければ良かった
健康に関することや、人生を楽しむことに関する後悔があるようですね。
時間とともに後悔の感じ方は変わる
実は後悔の感じ方は時間とともに変化し、
①時間とともに薄れていく後悔
②時間とともに大きくなっていく後悔
の2種類があります。
どんな後悔が時間とともに大きくなっていってしまうのか?
これを知ることで後悔しない選択をできるようになりましょう。
やる後悔とやらない後悔
後悔は行動したか、または行動しなかったかの切り口で2つに分けることができます
①行動して失敗してしまった後悔
②行動しなくて、やれば良かったと思う後悔
の2つですね。
このうち、行動した時の後悔は時間とともに薄れていきます。
「あのときの失敗経験が役に立った」という話をよく聞くように、
実は行動して失敗してしまった後悔は、経験値として後で良い経験に変わることがあるのです。
一方で行動しなかった後悔は時間とともに大きくなっていきます。
もっと勉強すれば良かったという後悔もまさにこれですよね。
人は人生を振り返ったときに、行動した後悔よりも行動しなかった後悔を多く感じてしまいます。
つまり、迷ったら思い切って行動すること!が後悔を減らすポイントです。
誘惑に負ける後悔と、誘惑を楽しめなかった後悔
ダイエット中なのにケーキを食べてしまった・・・
というように目先の誘惑に負けてしまう後悔には誰しも苦しめられていると思います。
しかし、逆にケーキを我慢できたときには、ケーキを楽しめなかった後悔が発生することがあります。
つまり、後悔は
①誘惑に負けてしまった後悔
②誘惑を楽しめなかった後悔
という2つの切り分けもできます。
研究(link)によると誘惑に負けてしまった後悔は時間とともに薄れていきますが、
誘惑を楽しめなかった後悔は時間とともに大きくなっていきます。
ケーキを食べてしまうと、食べた直後は罪悪感を感じますが、数年後にはなんとも思っていません。
一方でケーキを我慢した場合は、我慢した直後は罪悪感もなくいい気分ですが、
数年後にはストイックになりすぎずに、もっと楽しめば良かったという気持ちが大きくなっていく可能性があります。
ケーキでここまで後悔することはないかもしれませんが、
若い頃に仕事ばかりでするのでなく、もっと遊べば良かったという後悔をする人も多いですよね。
つまり、ストイックになりすぎると数年後に後悔してしまう可能性がある!というのが人生の後悔を減らすためのポイントですね。
まとめ
以上をまとめると
みんなが後悔していることは
- 仕事や勉強をもっと頑張れば良かった
- 人間関係を大切にするべきだった。特に結婚はよく考えるべき
- 健康を大切にし、人生を楽しむべきだった
そして、後悔を減らすためのポイントは
- やらない後悔よりもやる後悔を選ぶ
- ストイックになりすぎずに時には誘惑を楽しむ
ということです。
つまり、後悔しない生き方としては、
仕事や勉強は失敗を気にせずに、自分のやりたいことをどんどん行動していく。
ただし、ストイックになり過ぎずに、メリハリをつけて人生を楽しむ。
仕事では仕事仲間を大切にして、楽しむときは友人や家族と一緒に楽しむ。
という感じがよろしいのではないでしょうか。