発酵食品はどんなふうに健康に良いのか?
発酵食品は健康に良い食べ物の一つです。ヨーグルトで腸内環境が改善するとか、納豆で高血圧が抑制されるとか、発酵食品の健康効果はよく耳にしますよね。
そこで本稿では、
- 発酵食品にはどんな健康に良い効果があるのか?
についてまとめていきたいと思います。
発酵食品の健康効果
発酵食品では、時間をかけて微生物が食品を分解することで発酵が進みます。この分解が進むにつれて、食品の中で様々な酵素やペプチド、アルコール、食品の腐敗を防ぐバクテリアなどが発生するんですね。
それで、こうした発酵のおかげで
- 食品の保存期間が長くなる
- 分解による食品の風味や食感が変わる
- 食品が消化しやすくなる
- 食品のビタミンやミネラルの吸収率が向上する
といった変化が食品に起きるわけです。
発酵食品は体にどんな変化をもたらすのか?
それでは発酵食品を食べることで体にどんな良い効果が有るのかというと、
- 血中のコレステロール値が改善される
- 免疫が調整される
- 腸内環境が改善される
- 病原体から体を守ってくれる
- 発がん性物質の影響を抑制してくれる
- 骨粗鬆症、糖尿病、肥満、アレルギー、アテローム動脈硬化などの病気のリスクを低減してくれる
と、様々な健康効果が確認されています。
発酵食品の種類
それでは、具体的に発酵食品にどんな種類があるのかというと、実は意外と多くの種類があります。
分類 | 食品 |
乳製品の発酵 | チーズ、ヨーグルトなど |
肉の発酵 | 乾燥ソーセージやパストラミなど |
魚の発酵 | くさや、漬け魚など |
野菜の発酵 | キムチ、ザワークラウト、ピクルスなど |
豆の発酵 | 納豆、味噌など |
穀類の発酵 | ぬか、タルハナなど |
飲み物の発酵 | ビール、ワイン、ボザなど |
その他の発酵食品 | ビネガー |
キムチや納豆など近所のスーパーで簡単に手に入るものも多いので、発酵食品を増やすのは簡単そうですね。発酵食品の種類によって、含まれる酵素なども違うので、できればいろんな種類の発酵食品を食べるのがベターでしょう。
注意点としては、塩分が高いものや、アルコールが含まれるもののように、食べすぎると逆に健康に悪いものも含まれます。なので、発酵食品だからといって、食べ過ぎには注意をしましょう。
まとめ
本稿では「発酵食品の健康効果」についてざっくりとまとめました。
ポイントをまとめると、
- 発酵食品は、コレステロールの改善や免疫の調整、腸内環境の改善、発がん物質の抑制、糖尿病やアレルギーなどの様々な病気のリスク低減に役立つ
ということ。
[参考文献]