寝る前に明日のToDoリストを作ると、寝つきが良くなるぞという話
質の良い睡眠にはメンタルの調子も大切で、不安や怒りなどのネガティブな感情があると、なかなか寝付けなくなってしまいます。
そこで、睡眠を改善するには、ネガティブな感情を減らしてあげることも一つのポイント。本稿ではこの方法として
- 寝る前に明日やることのTodoリストを作ると、寝つきが良くなるのでは?
ということを実験してくれた研究を見てみましょう。
今日やったこと vs 明日やること、どちらを書くべきか?
この研究では、57人を対象を次の2つのグループに分けて、寝つきの速さを測定しています
- グループ1
寝る前の5分間で今日やったことをリストにして書き出す - グループ2
寝る前の5分間で明日やることをリストにして書き出す
どちらも寝る前の5分間を使って書き出しを行なっていて、違うのは書き出す内容だけ。この違いが睡眠の質にどのように影響するのかが分析されたわけですね。
結果
早速結果を見てみると
- 寝る前に明日やることを書き出した人の方が、寝付くまでの時間が早くなっていた
ということ。
うーん、書き出す内容のちょっとした違いでも、睡眠の質に影響があるものなんですね。面白いですね。
結果2:
それでは、なぜ明日やることを書き出すと寝付きが良くなるのか?について考察してみると、
- やることが山積みだったる、大きな問題を抱えていると、明日が不安で寝付きにくくなってしまう
- → 明日やることを前日に書き出せば、やることが明確になって不安が軽減される
ということが考えられます。
なのでポイントとしては、自分が不安を感じる仕事や抱えている問題について、明日は具体的に何をやるかをリストアップしてあげれば良いわけですね。
結果3:
今回の実験では、明日やることを書き出すことの効果が高まるパターンも見つかっていて
- 明日やることをたくさん書くほど、寝つきはより早くなった
- 明日やることを具体的に書くほど、寝つきはより早くなった
ということ。
やはり不安を消すためには、やることを具体的にして明確化してあげることが大切みたいですね。
まとめ
本稿では「明日やることを書き出すと寝付きが良くなるぞ!」というお話をしました。
ポイントをまとめると、
- 寝る前に明日やることのTodoリストを書くだけで、寝付きが良くなる!
- このTodoリストはできるだけ多く、かつ具体的に書き出すと効果が高くなる
ということ。
大きな仕事のプレッシャーやスポーツの試合のプレッシャーなど、不安で眠れない日には”明日のTodoリスト”を書き出してみましょう。
以上、本稿はここまで。
[参考文献]