スポーツ心理学が勧めるアスリートの自信を高める10個のポイントとは

最終更新日

Comments: 0

本稿では

アスリートの自信を高めるにはどうすればいいのか?

という問題について考えていきます。

試合当日に自信を無くしてしまって、自分の実力を出し切れない・・・

次の試合が不安で練習に集中できない・・

なんてことにならないように、競技のスキルと並行して、自信を高めることも重要だからです。

自信を高める10個のポイント

Sheffield Hallam大学がスポーツ心理コンサルタントにインタビューした文献(link)があったので、こちらを参考にしていきたいと思います。

この文献では経験年数が10年以上のスポーツ心理学コンサルタント10名にインタビューを行って、その結果を10個のポイントにまとめています。

最初の6つが自信を高めるためのポイント
後の4つが自信を維持するためのポイント

となっています。

①自信に対する理解と気づきを深める

最初のポイントはアスリート自身に自信について深い理解させるとともに、自分にとっての自信とはどういうものなのかに気づいてもらうことです。

  • アスリート自身が自分でどの程度の自信を持ってるのかを認識する
  • 自信を高めることの大切さを知る
  • 今持っている自信をどこから得ているのかを知る
    (例えば、優勝経験、コーチへの信頼、厳しい練習をこなした、など)
  • 自分にとって自信とは何か、自信を持ったら何ができるかを考えさせる

②記録をする

記録をすることで自分のパフォーマンスや成長が目に見えてわかるようになるので、そこから自信が生まれます。

  • 日記をつける
    (その日にうまくできたことやその時の感情など)
  • 練習量やパフォーマンスを記録する
    (筋トレなら持ち上げられた重量や回数など)
  • 動画を撮る
    (試合でうまくいったプレイを後から振り返るなど)

③コーチングを改善する

アスリートの自信を高めるには、指導するコーチがアスリートの自信を高められるようになることも大切です。

  • コーチに自信を高める方法を教育する
  • 指導のプレッシャーのバランスをとる

ここで大切なので、指導のプレッシャーで、自信を高めるためには適度な難易度の練習目標設定が重要です。目標が難しすぎて指導も厳しいと、成長が実感しにくくなり、自信も付きにくくなってしまいます。

④選手の個性に応じてカスタマイズする

どうすれば自信がつくのかは選手の性格などによっても変わるため、選手の個性に応じて方法を変える必要があります。

  • 選手の個性や強みを理解する
  • 選手と良い関係を築く
  • 選手に応じてトレーニングやコミュニケーションの取り方を変える

⑤心理学のスキルを使う

選手の自信を高めるのに役立つ心理学のスキルも多くあります。

  • ゴールを明確にする。3つのゴールを使い分けると良い。
    結果としてのゴール(大会で優勝するなど)
    パフォーマンスとしてのゴール(自己ベストを更新するなど)
    プロセスのゴール(毎日筋力トレーニングをするなど)
  • 成功している自分をイメージをさせる
  • パフォーマンスが上がっていることの証拠やデータを見せて、行っている練習などに対する認識を改善させる
  • プロセスの集中する
    (結果としてどうなるかは気にせず、今やるべきことや、実力を発揮することに集中する)

⑥強みを伸ばす

アスリートとしてパフォーマンスを上げるためには弱点を克服することも大切です。しかし、ここがダメだというネガティブなフィードバックだけでは自信がつきにくくなってしまいます。強みや良かった点などのポジティブな面もしっかりとフィードバックして、選手に認識してもらうことが大切です。

  • 強みを活かす
  • 良かった点もフィードバックする

⑦継続する

⑦からは、①〜⑥で高めた自信をどうやって維持していくかのポイントです。
一時的に自信を高めるのでなく、それを維持していくには行動を継続していく必要があります。

  • ①〜⑥の戦略を継続して行う
  • どれだけ成長したかのパフォーマンスの変化を見せる
  • 成長に応じてゴールを設定し直す

⑧環境を整える

選手が身を置くトレーニング環境や競技環境を整えてあげることで、このチームやこの環境なら成功できると自信を持てるようになります。

  • 選手が成功しやすいようにトレーニングの環境を整える
  • トレーニングを共にするコーチやチームメイトを作る

⑨自信を定着させる

自信を定着させるには、失敗したときなどに前を向く思考を身につけさせたり、自信の根拠となる出来事を数多く経験させてあげることが大切です。

  • 結果を重視するのでなく、成長を重視する思考を教えることで、チャレンジして失敗しても落ち込みにくくなる
  • 日々のトレーニングの中でも自信につながる出来事が色々あることに気づかせてあげる

⑩成功や強みを思い出させる

新しいスキルの習得したり、大会で優勝した時には選手は自信は高まると思います。その自信を維持するには、自信の源となった経験や強みを思い出させてあげることが有効です。

  • 過去に達成したすごいことを思い出させてあげる
  • その選手が持っている強みを思い出させてあげる
  • 昔と比べてどれだけ成長しているのかを思い出させてあげる

まとめ

以上、スポーツ心理コンサルタントが教えるアスリートの自信を高める10のポイントは次の通りでした。

  1. 自信に対する理解と気づきを深める
  2. 記録する
  3. コーチングを改善する
  4. 選手の個性に応じてカスタマイズする
  5. 心理学のスキルを使う
  6. 強みを伸ばす
  7. 継続する
  8. 環境を整える
  9. 自信を定着させる
  10. 成功や強みを思い出させる

今回はアスリート向けのものでしたが、この中には子供の教育や仕事など普段の生活でも使えるテクニックもあるのではないでしょうか?

気になったテクニックがありましたらぜひ使ってみてください。

Naoto

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする