仕事中に退屈を減らすには時間管理スキルが大切という研究

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仕事中の退屈になって、全く関係のないことを考えたり、インターネットサーフィンをしてしまったりは少なからず誰にでもあると思います。特に単調作業であったり、簡単過ぎてやりがいのない仕事では退屈になりやすいものです。

仕事中の退屈は結構深刻な問題で、1万人を調査したアメリカの研究によると3000人以上が1日に2時間以上は仕事に関係ないことをしてしまっているということ。なんとそれにより失われている仕事の価値はアメリカ全体の1年間で7500億ドルにもなるというんですね。

なので仕事中の退屈は無くすことが望ましく、この問題に関してアイントホーフェン工科大学の研究(*1)では

  • 時間管理スキルと積極性スキルの2つが仕事中の退屈とどのように関係しているのか?

を調査してくれていました。本稿ではこの研究を参考に、仕事の退屈を減らすスキルについて学んでいきましょう。

仕事の退屈とスキル

仕事の退屈を感じる要因には

  • 仕事の特徴(仕事の短調さや難易度など)
  • 従業員の性格やスキルの要因

の2つの側面が考えられます。退屈というと仕事自体がつまらないというイメージが強いですが、同じ仕事でも人によって退屈になる人もいれば熱中する人もいるように、人による違いも大きいんですね。

アイントホーフェン工科大学の研究では、後者の人のスキル面から退屈を減らすことを目的にしていて、時間管理スキルと積極性スキルの2つに注目しています。

  • 時間管理スキル
    仕事の優先順位を決めたり、仕事の計画をうまく立てるスキル。仕事をいつまでに終えるかの目標設定やその進捗管理のスキルも含む。
  • 積極性スキル
    ただ言われた通りに仕事をこなすのでなく、自分から積極的に新しい仕事に挑戦したり、仕事のやり方を改善していくスキル。

時間管理がうまければ、この仕事は1時間で終わらせようみたいな目標が仕事の難易度をうまく調整してくれたり、計画に従って仕事をこなすことで進捗感も出るので退屈を感じにくくなる。積極性スキルがあれば、今の仕事で満足することなく、自分でもっと上の仕事に挑戦していくので、退屈を感じにくくなると考えたわけですね。

2つのスキルが高ければ退屈は減るのか?

それでこの研究 (*1)では166人の従業員を対象に、

  • 時間管理スキルと積極性スキルの高さ
  • 仕事で感じる退屈の多さ
  • 退屈の結果として、仕事と関係な行動や、仕事に無関心な行動が増えていないか

を取得しています。

結果1:時間管理スキルと退屈

時間管理スキルと退屈にどのような関係が分かったのかというと

  • 時間管理スキルが高い人ほど、仕事中に退屈を感じにくい傾向があった
  • 時間管理スキルが高い人は、仕事中に退屈を感じても、無関係な行動や無関心な行動をしてしまうことが少なかった

ということです。

仕事の退屈や退屈からくる仕事に無関係な行動を減らすのには、時間管理スキルの向上が良さそうですね。例えば、上司が計画を立てて部下はそれに従うだけだと、部下は退屈を感じやすくなってしまう可能性があるので、部下自身で計画を立てて仕事をこなしてもらう方が生産性は向上するかもしれません。仕事をこなす時間に目標を立てて挑戦するとかも有効でしょう。

結果2:積極性スキルと退屈

積極性スキルと退屈の間には

  • 積極性スキルの高さは、特に退屈とは関係なかった
  • 積極性スキルが高さは、退屈を感じたときの無関係な行動の多さとも関係がなかった

という結果が得られています。

想定と違って積極性スキルは退屈とは特に関係ないという結果になっていますね。理由はよくわかりませんが、退屈を減らしたいなら時間管理スキルの方と伸ばした方が良さそうですね。

まとめ

本稿では「時間管理スキル・積極性スキルと退屈」についてお話ししました。

ポイントをまとめると

  • 時間管理スキルが高い人ほど、仕事中に退屈を感じにくいし、退屈を感じても非生産的な向上を取りにくい
  • 積極性スキルは退屈とは特に関係なかった

ということです。

集中力を維持するテクニックとして、25分集中して5分休憩を繰り返すポモドーロテクニックというものがあります。一日中同じ作業の繰り返しだとどうしても退屈になってしまうので、時間を区切ってその時間内でこなす仕事の目標を決めれば退屈することなく仕事を続けられるのかもしれませんね。


[参考文献]

*1 : Understanding workplace boredom among white collar employees: Temporary reactions and individual differences

Naoto

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