仕事で自分の繁栄を感じることは、良い効果が満載だというメタ分析

仕事で働きがいを感じることは、充実した人生を送るために大切なこと。仕事の時間は人生の中でも大きなウェイトを占めますから、できることなら心からやりたいと思える仕事に就きたいものですよね。

心理学の研究でも働きがいについては色々と研究がされています。

しかし、働きがいといっても、その中には様々な細かなニュアンスが含まれていて

  • 今の仕事に満足をしているか
  • 仕事に意義を感じているか
  • 仕事にモチベーションや活気を感じているか

など様々な側面を持つんですね。

そこで本稿では働き方の捉え方の一つとして

  • 仕事を通じて自己の繁栄を感じることは、どんな感情で、どんな良い効果があるのか?

についてまとめてくれた研究を見てみましょう。

仕事と自己の繁栄

繁栄とは豊かに発展することですから、仕事を通じた自己の繁栄とは簡単に言えば

  • 仕事を通じて、自分が成長したり、活力や達成感が満たされたりと、自分の内面が豊かになっているかどうか

になります。

仕事での自己の繁栄は最近でも研究が増えてきているようで、ライプツィヒ大学の研究ではそれらの研究成果73件の21,739人ものデータをメタ分析まとめて

  • 仕事を通じた自己の繁栄は、どんな要因で高まっているのか?
  • 仕事を通じた自己の繁栄が高まると、どんな良いことがあるのか?

を導き出しています。

結果:自己の繁栄を高める要素

最初に仕事で自己の繁栄を感じる人にどんな要因があったのかの分析を見ていきましょう。

まず個人的な性格面で自己の繁栄に繋がっていた特徴は、

  • 楽観的、自己効力感が高い、逆境に強いなど、心理的な資本が多い(.47)
  • 自己評価が高く感情が安定してる(.50)
  • 積極性が高い(.58)
  • ポジティブな感情を多く感じている(.52)
  • ネガティブな感情は少ない(−.31)
  • ストレスが少ない(−.22)
  • 仕事へのエンゲージメントが高い(.64)

さらに、職場の人間関係面で自己の反映と繋がっていた特徴は

  • 周りに人を気にかけている(.59)
  • 同僚がサポートをしてくれる(.42)
  • 礼儀正しい職場である(.54)
  • 無礼なことがない(−.22)
  • リーダーがサポートしてくれる(.44)
  • リーダーがメンバーを力付けている(.44)
  • リーダーが変革を促進している(.29)
  • リーダーとメンバーの交流が盛ん(.61)
  • 組織からサポートされていると感じる(.63)
  • 信頼している(.46)

ということ。

個人の性格としては仕事に前向きに熱心に取り組むこと、職場環境としてはリーダーシップがあり周囲のサポートが得やすいことが、仕事で繁栄を感じるために大切なようですね。

結果2:自己の繁栄を感じることの良い効果

続いて、仕事を通じて自己の繁栄を感じることにどんな良い効果があったのかを見てみると、

  • 主観的な健康感が向上した
  • 仕事の退職や退職したいという気持ちが低減した
  • 仕事の満足感が向上した
  • 仕事へのコミットメントが向上した
  • 自己成長へのポジティブな姿勢が向上した
  • タスクのパフォーマンスが向上した
  • 組織のための行動が増えた
  • 創造性を発揮したパフォーマンスが向上した

ということ。

働きがい面からパフォーマンス面、そして健康面など、自己の繁栄を感じることには様々な良い効果があることが確認できますね。

まとめ

本稿では「仕事で自己の繁栄を感じること」についてお話ししました。

ポイントをまとめると、

  • 仕事に前向きで熱心に働く人は自己の繁栄を感じやすい
  • リーダーシップがあり同僚のサポートがある職場では自己の繁栄を感じやすい
  • 自己の繁栄を感じると、働きがいの向上やパフォーマンスの向上など様々な良い効果が得られる

ということ。

今回は働きがいの捉え方の一つとして、自己の成長や活力感など内面の豊かさの繁栄で捉える方法もあるということですね。それにしても自己の繁栄には良い効果が満載なので、積極的に成長や達成感を求めてみるのも良いのではないでしょうか。

以上、本稿はここまで。


[参考文献]

*1 : Thriving at work: A meta‐analysis

Naoto

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