働きがいのある職業をランキングにしたら、大切な共通点があったという研究

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仕事に働きがいを感じたり、仕事を通じて幸福感を得ることは、幸せな人生にとっては大切なことです。仕事には人生の多くの時間を費やすものですから、それだけ人生の幸福感に与える影響も大きいわけですね。

しかし、日本の働きがいランキングは世界的にみても低い水準になっていて、人生をかけてやりがいのある仕事だと感じている人は意外と少ないのではないでしょうか。日本人は集団主義的な組織が多いので、他人の目を気にして空気を読まなければいけない雰囲気があり、なかなか自分の思うように働けない影響もあるのかもしれません。

そこで本稿では、

  • 働きがいの高い職業をランキングにしたとき、上位にランキングする職業の共通点は何か?

について調べてくれたアメリカの研究を見てみましょう。

働きがいランキングと欠かせないポイント

この研究では、27,587人を対象にして

  • 職業は何か?
  • 仕事の満足度がどれだけ高いか?
  • 幸福感はどれだけ高いか?

といったデータを分析しています。

日本とアメリカで職業に細かな違いがあることは考えられますが、サンプルの規模も大きく、一つの参考データとしては信頼できるものでしょう。そして、こうした細かな職業の違いを超えて、この研究では

  • 働きがいの高い職業に共通するポイントは何か?

についても調べてくれていて、この点は日本においても十分通用する可能性があるでしょう。

結果:仕事満足度のランキング

早速、この研究で分かった仕事満足度のランキングを見てみると、まず上位のランキングが次のようになっています。
(仕事満足度はかなり満足しているを選択した人の割合(%)となっています)

職業仕事満足度
聖職者87.2%
理学療法士78.1%
消防士80.1%
教育管理者68.4%
画家や彫刻家67.3%
教師69.2%
作家74.2%
心理学者66.9%
特殊教育の教師70.1%
オペレーティングエンジニア64.1%
オフィス管理者60.8%
セキュリティ・フィナンシャルサービス65.4%

次に仕事満足度が下位のランキングを見てみると、次のようになっています。

職業仕事満足度
屋根職人25.3%
ウェイター27.0%
建設以外の肉体労働者21.4%
バーテンダー26.4%
手作業者(パッケージングなど)23.7%
貨物や倉庫の運用25.8%
アパレルの販売者23.9%
レジ係25.0%
飲食23.6%
配送37.0%
肉屋31.8%
家具の販売25.2%

結果2:どんな職業が働きがいがあるのか?

これらのランキングの上位・下位を見比べて見てわかるのは、

  • 上位のランキングには、専門的なスキルを必要とする職業が多い
  • 上位のランキングには、教育や医療などの他人を助ける職業が多い
  • 上位のランキングには、作家や画家などの創造性を発揮する職業が多い
  • 下位のランキングには、スキルレベルの低い職業が多い
  • 下位のランキングには、手作業や体を使う仕事が多い
  • 下位のランキングには、販売などのサービス業が多い

ということ。

つまり、これらに共通するポイントとしては

  • 専門的なスキルや創造性が必要で、他人を助ける仕事が働きがいが高い

ということですね。

まとめ

本稿では「職業ランキングから見る、高い働きがいに共通する要素」についてお話ししました。

ポイントをまとめると、

  • 働きがいを感じやすい仕事とは、専門的なスキルや創造性が必要で、他人を助ける仕事

ということ。

もちろん、ランキングで下位の仕事でも、25%以上の人は高い仕事満足感を感じているので、自分にぴったりと合えばどのような仕事でも働きがいは感じることができます。あくまで統計的に働きがいを感じやすい仕事という意味ですので、自分に合う合わないはしっかりと考えた方が良いでしょう。


[参考文献]

*1 : Job Satisfaction in the United States

Naoto

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