世界の崩壊が見たい?カオスを好む人はどんな奴らなのかの研究

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最近ではコロナの影響で働き方や生活の形も大きく変わりました。今ではコロナ禍の生活にもだいぶ慣れてきた感じもありますが、やはり感染者数が急増したりすると不安や動揺が高まってしまうものです。

そして、歴史を見ると、感染症を含む自然災害はもちろん、人民の反乱や戦争などの大きなカオスが、古い時代を壊し、新しい時代を切り開いてきました面もあります。コロナには痛みを伴う悪いな面もあれば、コロナが社会を進化させる良い面も考えられるわけですね。

そこで本稿では、

  • 世の中にはカオスを望む人がどれだけいて、どんな人がカオスを好むのか?

について調べてくれた研究を見てみましょう。

カオスなやつらの特徴とは?

この研究では、オーストラリア(1,045人)、カナダ(1,100人)、イギリス(5,105人)、アメリカ(5000人)を対象に、人々がどれだけカオス好きかを測定しています。

カオス好きがどのようなものかというと、

  1. 外国で自然災害が起きているをの見ると、スリルや快感を感じる
  2. 自然災害が人類の大半を滅ぼして、少人数から世界をやり直すことを想像する
  3. 社会は燃え尽きてなくなるべきだと思う
  4. 政治や社会的な組織を考えるとき、それらが全て燃え尽きて無くなることを想像せずにはいられない
  5. 今の社会はもはや修正ができないので、一度全てを破壊してやり直す必要があると思う
  6. 私にはカオスが必要で、何も起こらないのはつまらない
  7. 時々美しいものを壊したいと思うことがある

といったことを感じるかどうかになっています。

そして、カオス好きと別に、年齢や性別、教育レベル、社会的な思想なども測定がされていて、カオス好きな人にどんな得量があるのかを分析しています。

結果:カオス好きなやつはどれだけいるのか?

早速結果を見てみると、カオスと特に好んでいるグループに分類された人の割合としては、

  • 4カ国で若干ばらつくが、大体15%〜20%の人がカオスを好んでいる傾向があった

ということ。

カオス好きの人にも色々なタイプがあると思いますが、貧富の差や政治の失敗など、今の社会への不満が高まれば、カオスを望む人も増えるのでしょう。

結果2:カオス好きの2タイプ

続いて、カオス好きな人たちをもう少し詳しくみてみると、次の2タイプの人がいることが分かっています。

  • 再構築者タイプ
    今の社会を一度ぶっ壊して、新しい社会を作りたいと思っているタイプの人。
    このタイプの人が全体の8%〜11%に相当する割合でいる。
    このタイプの人は、社会が良くならないカオスには興味はない。
    (上記のカオス好きの7つのポイントの1,6,7番が低く、それ以外が高い)
  • 純粋なカオスマニア
    社会を良くしたいという思いもなく、純粋にカオスを見たい・楽しみたい人。
    (上記のカオス好きの7つのポイントの全てが満遍なく高い)
    このタイプの人はカオス好きの測定で7点満点中6点以上を叩き出すくらいのハイレベルなカオス好き。
    全体の3%〜10%で比較的人数は少ない。

結果3:カオス好きになりやすい人

最後にこうしたカオス好きになりやすい人の特徴を見てみると、

  • 女性よりも男性の方がカオスを好みやすい
  • 年齢が若いほどカオスを好みやすい
  • 学歴が低いほどカオスを好みやすい
    (特に大学を出ていないとカオスを好みやすい)

ということ。

学歴が低くて社会的ステータスが低い人ほど、社会に不満を持ちやすく、カオスを望むようになるのかもしれませんね。また、年齢が若いほどカオスを好みやすいということで、学生運動なんかはまさにこの傾向を捉えた現象になるでしょう。

まとめ

本稿では「カオス好きなやつらの特徴」についてお話ししました。

ポイントをまとめると、

  • 世の中には、世界を作り直したいカオス好きと、純粋にカオスを見たいカオス好きが、合わせて15%〜20%いる
  • こうした人は、男性で、年齢が若く、学歴が低い人に多い

ということ。

個人的にはコロナのような痛みを伴うカオスはあまり見たくはありませんが、グダグタの日本の政治については、一度カオスが起きて再構築されるのを見てみたいという気持ちはあります。日本は前例主義的で変化が遅いので、一度破壊した方が良い風習もあるのかもしれませんね。

以上、本稿はここまで。


[参考文献]

*1 : Some people just want to watch the world burn The prevalence, psychology and politics of the “Need for Chaos”

Naoto

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