デートの場所は?プレゼントに何をあげればいい?恋愛の選択の悩みに関する研究。

最終更新日

Comments: 0

デートでどこに行くか?、プレゼントで何をあげるか?、など恋人に関する選択に悩むことがあると思います。失敗したら嫌われてしまうかもしれないと考えると、選択が急に不安になってくるものですよね。

そこで、本稿では「恋愛の選択の研究」に注目して

  • 恋人との関係が強いほど、選択時のネガティブな感情が強くなってしまうのか?
  • 選択のネガティブな感情が多いと、恋愛関係にはどう響いてしまうのか?
  • このネガティブな感情を減らすにはどうすればいいのか?

について、アルバータ大学の研究(*1)を見て行きましょう。

恋愛関係の強さと選択の悩み

まず最初に見ていくのは、

  • 恋人との関係を強く感じるほど、選択時のネガティブな感情が増えてしまうものなのか?

です。

アルバータ大学の研究では、この疑問の答えを実験により確認してくれています。この実験では次のシナリオでデートに関する仮想の選択を行って、その時のネガティブな感情(不安など)とポジティブな感情の両方を測定します。

仕事終わりに恋人とディナーの約束をしました。当日になって恋人が「仕事が長引いて少し遅れるから注文だけしておいて」と連絡が来ました。自分と恋人のドリンクと料理をメニューから選んでください。

このときに、恋愛関係の感じ方の強さの影響を測定するために、2つのグループに分けて事前に異なるプライミング(先行刺激)を与えています。

  1. 強く感じるグループ
    ⇨文章の中から”私たち”を探すタスクを行う
  2. 弱く感じるグループ
    ⇨文章の中から”私”を探すタスクを行う

さらに、選択の重要さもネガティブな感情には大きく影響することを考えて

  1. 普段のディナーの場合
  2. 1周年記念のディナーの場合

の2通りのグループでの測定を行っています。

これらをまとめると

  • 恋愛関係を強く感じて、重要な選択をするグループ
  • 恋愛関係を強く感じて、普通な選択をするグループ
  • 恋愛関係を弱く感じて、重要な選択をするグループ
  • 恋愛関係を弱く感じて、普通な選択をするグループ

の4通りで選択時の感情を測定したわけですね。

結果:恋愛関係を強く感じるほどネガティブになる

結果を見てみると

  • 1周年の重要な選択の場合には、恋愛関係の強弱のプライミングに関わらず、どちらもネガティブな感情を強く感じていた
  • 普段のディナーの選択の場合には、恋愛関係を強く感じるようにプライニングされたグループの方が、ネガティブな感情を強く感じていた

となっています。

つまり、恋愛関係を強く感じるほど、小さな選択でも悩むようになってしまうということですね。おそらく変なメニューを選んで失敗したらどうしようという不安が強くなってしまうのでしょう。

恋愛関係の選択で、ネガティブな感情を減らすにはどうすればいいのか?

次にアルバート大学の研究では、

  • アフォーメーションが恋愛関係の選択でネガティブな感情を減らすのに役に立つのでは?

ということを実験してくれています。

アフォーメーションとは「肯定」という意味。具体的に何をしたのかというと、「自分と恋人が大切にする価値観を書き出して、それがなぜ大切なのかも書き出す」という作業になります。価値観を書き出すことは、自分の選択が正しいものだという「肯定」につながるというわけですね。

結果:アフォーメーションで不安が和らぐ

アフォーメーションの実験結果を見てみると、

  • アフォーメーションにより、選択時のネガティブな感情が減って、ポジティブな感情が増えた
  • さらにこれらの感情の変化の結果として、恋愛関係への満足感も向上した

ということ。

恋愛の選択の不安を減らすには、自分の選択が正しいと思えるように、恋人の価値観を理解することが大切ということ。普段から恋人への理解を深めておくとなお良いでしょう。

恋愛関係の選択で悩みすぎるとどうなるのか?

最後に、アルバート大学の研究では

  • 恋愛関係の選択でネガティブな感情を感じやすいカップルは、恋愛関係の満足感がだんだん低下してしまうのでは?

ということを4ヶ月の追跡調査で調べています。

結果:選択の不安は恋愛関係を損なわせる

その結果は

  • 選択時のポジティブな感情が高いほど、長期的な恋愛関係の満足感は高まった
  • 逆に選択時のネガティブな感情が高いほど、長期的な恋愛関係の満足感は低下してしまった

ということ。

デートでどこに行こうとか、どのレストランに入ろうとか、小さな選択で悩みやすい恋愛関係は、時間と共に満足感が低下してしまうということです。幸い、アフォーメーションでネガティブな感情は低下できることが分かっています。なので、まずはお互いの理解を深めて小さな選択で悩まないようになることを目指すと良いでしょう。

まとめ

本稿では「恋愛の選択の悩みの研究」についてお話ししました。

ポイントをまとめると

  • 恋愛関係を強く感じるほど、小さな選択でもネガティブな感情が高まってしまう
  • 選択時のネガティブな感情や不安が大きいと、長期的には恋愛関係の満足感の低下につながってしまう
  • 選択時のネガティブな感情を減らすには、アフォーメーションで自分と相手が大切にする価値観と大切な理由を書き出すと良い

ということ。

初デートなどで相手への理解が足りないと、不安や悩みも大きくなってしまうものです。このような悩みを無くして長く続く恋愛関係を作るには、お互いの価値観をしっかりと理解することが大切ということですね。

以上、本稿はここまで。


[参考文献]

*1 : She’ll Take Two: Relationship Interdependence and Negative Emotion in Everyday Choice for Others

Naoto

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする